飛雁閣オンラインショップは、化学調味料を使用しないこだわりの逸品をお届けします!
はじめに
近年、飲茶を提供する専門店が次々とオープンし、「第三次飲茶ブーム」と言われています。
飲茶とはそもそも、中国茶を飲みながら點心を食べるという食のスタイルのこと。そして點心とは、軽食やおやつのことを指します。気軽な間食に過ぎなかった點心が、今では食のカテゴリーの一つとして、すっかり主役級の人気者となりました。
みんな大好きな點心のこと、ちょっとだけ詳しくご紹介します。
點心の種類
點心は、大きく4つのカテゴリーに分かれます。
甜点心(テンテンシン):甘い點心。ごま団子や桃饅頭、杏仁豆腐などのスイーツ系です。
鹹点心(シェンテンシン):塩味の點心。餃子や小龍包、肉まんなど。日本人にも馴染み深い、お馴染みの品々です。
小吃(シャオチー):小皿料理の點心。エビチリや酢豚、炒飯など。普段大皿で提供される料理が小皿に盛り付けられたものです。
果子(グオズ):そのまま食べるナッツや果実。シロップ漬けにした果物や、ひまわりの種もこのグループです。
蒸す焼く揚げる…さまざまな調理法で食す點心は、とてもバラエティ豊か。その小さなポーション一つ一つに食の旨みが凝縮し、立派な料理として完結しています。まさに、食の芸術品です。
稀少な點心師
本物の點心を語るうえで、欠かせないのは點心師の存在です。點心師とは、その名のとおり、點心を作る職人のこと。しかし、ただの職人ではありません。本場中国では国家資格があり、そのランクも7段階と細かく分かれています。最初は四級から始まり、最高ランクは「特一級」。資格を受けるには、実技と筆記の試験があり、経験年数によって受けられる階級が決まっています。例えば、三級の試験を受けるには、実務経験が最低でも6カ月以上が必要。一人前になるには10年以上かかるとも言われ、ましてや特一級の點心師など、中国でもほんの一握りです。
残念なことに現在では、修行の厳しさや飲食店のコスト削減の流れなど、様々な要因で點心師の数が減少傾向に。今では、本場の點心師がいること自体が珍しく、そのお店の品質保証のウリになっている状況です。でも、その分、本物の點心に出会えた時の喜びはひとしお。
背景を知っていると、ちょっと點心や點心師への見る目が変わりませんか?
「本物」へのこだわり
銀座飛雁閣では、香港一流店の料理長として活躍した梁家検厨師を、技術部門の責任者として招聘し、「巨大な厨房」で1つずつ手作りで点心の製造を行っています。その厳しさは、中国の一級点心師の資格者でも、入社後1年以上の修行を要するほど。
オンラインショップでご家庭でも楽しめる「本物の點心」の味、ぜひ試してみてくださいね。