餃子や小籠包・焼売・春巻などこだわりの点心をご家庭で美味しく楽しむ方法
「せいろ」で簡単、時短、ヘルシーのいいこと尽くし
点心に欠かせない「せいろ」。それが今、簡単に作れて時短、さらに見た目もおしゃれ…ということで、忙しい共働き家庭や料理ビギナーの人たちの間で、にわかに人気が高まっています。「せいろ」は、料理が苦手、毎日の献立を考えるのが苦痛、とにかく時間がない!…という人にこそお勧めしたい、最強の料理アイテムなのです。
「蒸す」だけで美味しくヘルシー
食材自体の水分を利用して温める電子レンジでは、時として食材から水分が抜けすぎて、味が落ちる恐れがあります。一方、蒸気を使って温めるせいろなら、そんな心配は一切無用。蒸気は100℃を超えないため、適度な低温と湿度で、食材の成分が壊れません。高い栄養価を保ったまま、素材本来の味わいを楽しむことができるのです。お好みのタレを作って食べるのもいいですし、時間がなければ味噌やポン酢、塩コショウで十分です。
疲れた日こそ時短「蒸し料理」を
一日中働いて帰った日。そんな日はせいろ蒸しがおすすめです。余り野菜や肉の切れ端、ソーセージ……などなど、冷蔵庫の余りものをカットして→せいろに詰めて→蒸す、このたった3工程で立派な一品のできあがり。せいろを重ねれば、同時に数品作ることも可能です。しかも、お皿に移し替える必要がなく、そのまま食卓に出せるので、片づけの手間も半減。蒸している間に、メールしたり、掃除したり、他のこともできちゃいます。ちなみに、汁物が欲しければ、蒸している時のお鍋で一緒にスープを作ることも可能です。
「せいろ」の使い方
1.使う前にせいろの全体を、さっと水にぬらす。 焦げ付きを防いで、食材の臭いも付きにくくなります。
2.カットしたお好みの食材を、せいろに詰める。
肉や魚は油分などが出るため、クッキングシートやキャベツを敷きます。野菜なら、直に詰めてOKです。
3.沸騰したお鍋の上に、せいろをセッティング。強めの中火にして、蒸しあがりを待つ。 空炊きを防ぐため、鍋のお湯はたっぷり、半分くらい入れましょう。 蒸し時間の目安は、葉野菜なら約2〜5分、根菜なら約5~10分、肉魚なら約5分程度です。
使い終わったせいろは水洗いして、風通しがいい場所で陰干ししましょう。
自分で作るだけでなく、肉まんや点心、おこわなどの出来合いのものでも、ひとたびせいろで蒸せば、プロの味。食卓も一気に華やかになりますよ。ぜひお試しください!