飛雁閣オンラインショップは、化学調味料を使用しないこだわりの逸品をお届けします!
食品表示「添加物」の簡単チェックポイント

健康志向の高まりに伴って、食料品パッケージの「食品表示」をちゃんとチェックしてます!……なんて人も増えてきました。2015年に食品表示法がスタート。今現在は新旧の表示が混在されているものの、2020年4月には一括され、今後、食品の安全性はより見分けやすくなるはずです。
とは言っても、よく分からない原材料も少なくないですし、一つ一つ細かに見ていくのは、正直、面倒くさいものです。
そこで、特に健康への危険性が高い、加工食品の「添加物」に絞って、簡単チェックポイントをご紹介します。
まずはここチェック!
添加物を確認するうえで、見るべき箇所は食品表示の「原材料名」です。食品表示法の新ルールにより、原材料と添加物が明確に分けて表示されるようになりました。欄が分かれていたり、原材料と添加物の間がスラッシュ(/)や改行で区分されているので、一目瞭然です。
*2020年4月に完全に統一
例1)項目欄を別にして表示
原材料名 | 砂糖、アーモンド、全粉乳、カカオマス、植物油脂(大豆を含む) |
---|---|
添加物 | 光沢剤、乳化剤(大豆由来)、香料 |
例2)同じ項目欄に区分して表示
原材料名 | 砂糖、アーモンド、全粉乳、カカオマス、植物油脂(大豆を含む)/光沢剤、乳化剤(大豆由来)、香料 |
---|
これだけは覚えておきたい!要チェック添加物
実は、日本は、欧米では危険性があると採用されていない食品添加物が認可されていたりと、添加物後進国だと言われています。その分、消費者である私たち自身が賢くなって、己の身を守る必要があるのですね。
それでは具体的に、避けるべき添加物を紹介していきます。
(白澤卓二「Dr.白澤のゆる無添加のすすめ やっぱり心配 添加物と超加工食品」より)
見つけたら即NG!? 危険・要注意の添加物
・臭素酸カリウム…世界では使用禁止。発がん性があると指摘されています。パンなどに使用。
・タール色素:ホルモンバランスや免疫などを乱す危険性あり。色鮮やかな食品には注意です。
・防カビ剤…輸入された柑橘類の多くに使用されています。特にOPP、TBZ、イマザリル、ジフェニルは高リスク。
・次亜塩素酸ナトリウム…浴室の防カビ剤などの主成分。便利なカット野菜などに入っている可能性があります。
・亜硝酸ナトリウム…ハムやソーセージ、ベーコンなどに使用。人への致死量は約2g。食品に使われるのはごく少量だとしても、毒性の高さは否めません。
・亜硫酸ナトリウム…ワインなどに使われる酸化防止剤。お酒好きは要注意です。
・グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸等)…食品表示によくみる「アミノ酸等」ですが、実は大量摂取は危険。アメリカでは、ベビーフードに使用することを禁止しています。
・安息香酸ナトリウム…清涼飲料水、栄養ドリンク、マーガリン、シロップなどに使われます。
ちょっと待って!摂り過ぎ注意の添加物
・ソルビン酸…保存料の一種です。
・カラギーナン(増粘多糖類)…食品に粘りをつける効果があり、多くの食品に使われています。
いかがでしたか?危険度の高いものだけでも知っておけば、食料品選びの時に安心です。
でも、分かっていたって、人付き合いもある社会生活では、100%避けることは難しいもの。
まずは自分が、「危険性を理解している」ということが大事な一歩です。ストイックになり過ぎず、自炊の時だけ避けよう、週末だけ食べないようにしよう…など、それぞれの生活スタイルに合わせて、気軽に取り入れてみてくださいね。
<参考文献>
・消費者庁「知っておきたい食品の表示」
・住まいの情報ナビ「食品表示の基本ルール」
https://www.e-life.jp/column/living-mark/page05.html
・独立行政法人環境再生保全機構「すこやかライフ」
https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/sukoyaka/42/medical/index.html
・白澤卓二「Dr.白澤のゆる無添加のすすめ やっぱり心配 添加物と超加工食品」1版.東京:主婦の友社;2019.